【京都府 NTさま】
天然水を冷やして呑む!水分補給の必要性から、
一日1リッター以上呑みなさいと言われる年代になった。
冬場そんなに呑めるわけない。
いや?小泉氏の「ぐい呑み」を流用すれば、ぐいぐい呑める。
夏場は2リッターでも呑める。
水無瀬の名水「離宮の水」を頂きに行く回数が増えて困るほど。
考察するに、小泉氏の「ぐい呑み」作品は、手で呑み、目で呑める。
指に伝わる独特の冷たさが、喉に誘いをかける。
次に、納得の輝き、至福の時である。
『小泉氏の作品との出会い』
茶店に展示されていた小泉氏の器を手にして、
「えっ!こんな輝きだっけ!?」と、度肝を抜いたのを覚えています。
仕事上、金属材料専門家が多いので、いろいろ聞いてみると、
面白い言葉が出てきました。
「それは欠陥やで!」 ???
高温レアメタル溶解を仕事にする小生には、
「なんじゃらホイ」では、済ませられない!
少しテストしました。
小泉均作品の「マル秘」が少しわかりました。
暴露します。
水晶、ダイアモンド、結晶は研磨カットして始めて美しく仕上がります。
小泉氏の製作工程では、錫の結晶が多く含まれるのでしょう。
それを独自の方法で、磨き上げるのですから、言葉はありません。
工業的に、結晶化は多くの場合欠陥です。
これを無くすために合金化して効率をたかめます。
陶芸家が、気に入らないものを、砕き、捨てるのに似ています。
すべてを結晶化すると穴が開き、器になりません。
失敗が多いのも、このギリギリのところで作っておられるのでしょう。
合点がいきます。
工業的欠陥をも活かすのが、小泉氏の芸術姿勢でしょうか。
こんな宝石(錫)、誰が手放しますか?
暗い話になりますが、「しめしめ」ですよ!
結構、小泉氏の作品を買い込みました、
でもわかる人にしか見せません、譲りません。
(内緒で)多くの作品を創って下さい。
錫右衛門からのコメント
この度は心のこもった長文メールを頂戴いたしまして
有り難うございました
いつも、ご購入頂きありがとうございます。
ご経験からくる錫という素材への知識と情熱は
こちらが頭の下がる思いです。
また、作家への熱いメッセージも強く受け止めさせて頂きました。
作家ともども
これからも錫の可能性を広める良い作品を皆様にお届けできるように
精一杯頑張ってまいります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。